ロシア、リオ・パラ除外か 参加は厳しい情勢

[ 2016年7月23日 19:48 ]

 国際パラリンピック委員会(IPC)は22日、電話による緊急理事会で、国家ぐるみのドーピングが認定されたロシアのリオデジャネイロ・パラリンピック(9月7日開幕)参加の可否を審議し、同国パラリンピック委員会の資格停止に向けた手続きを開始したと発表した。8月上旬に結論を出すが、2012年ロンドン大会で中国に次ぐ金メダル数2位の強豪国の参加は厳しい情勢となった。

 ロシアのリオ五輪参加については、国際オリンピック委員会(IOC)が24日の緊急理事会で協議する。ロシア選手の全面参加禁止に踏み切るかどうかが焦点となる。

 世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームが18日に公表した報告書によると、12~15年に陽性反応を示したロシアの五輪選手だけでなく、パラリンピック選手の35検体も陰性と虚偽報告された。IPCは22日の会議でWADAから選手名を含めた追加情報を得た上で話し合い「ロシアでまん延するドーピング文化を考えると、IPCの反ドーピング規定の実施やコンプライアンス(法令順守)を保証できない」とした。ロシアには弁明の機会を与え、処分が不服の場合は21日以内に提訴できる。

 IPCの動きは、ともにWADAにリオ大会からのロシア選手団締め出しの検討を勧告されているIOCの結論にも影響を及ぼす可能性がある。21日にはスポーツ仲裁裁判所(CAS)がロシア陸上チームのリオ五輪出場を禁じた国際陸連の決定を支持する裁定を発表した。IOCのコーツ副会長は「難しい決断で議論の行方は予測できない」と述べた。(共同)

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