ロシア リオ・パラリンピック出場は厳しい情勢 8月上旬に結論

[ 2016年7月23日 08:32 ]

 国際パラリンピック委員会(IPC)は22日、ロシアの国家ぐるみのドーピング問題を巡り、電話による緊急理事会でリオデジャネイロ・パラリンピック(9月7日開幕)への参加の可否を審議し、ロシア・パラリンピック委員会の資格停止処分に向けた手続きを開始したと発表した。8月上旬に結論を出すとしたが、2012年ロンドン大会で中国に次ぐ金メダル数2位の強豪国のリオ大会参加は厳しい情勢となった。

 世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームが18日に公表した報告書によると、12~15年に陽性反応を示したロシアのパラリンピック選手の35検体が陰性と虚偽報告された。IPCは22日の会議でWADAから選手名を含めた追加情報を得た上で話し合い「ロシアでまん延するドーピング文化を考えると、IPCの反ドーピング規定の実施やコンプライアンス(法令順守)を保証できない」と処分規定に準じて資格停止を検討する方針だ。ロシアには弁明の機会を与え、処分が不服の場合は21日以内に提訴できるとした。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、24日にロシアのリオ五輪参加の可否を緊急理事会で協議する。21日にはスポーツ仲裁裁判所(CAS)がロシア陸上チームのリオ五輪出場を禁じた国際陸連の決定を支持する裁定を発表した。今回のIPCの動きも、ともにWADAにリオ大会からのロシア選手団締め出しの検討を勧告されているIOCの結論に影響を及ぼす可能性がある。IPCのフィリップ・クレーブン会長(英国)は「報告書で想像もできないスケールのドーピングが明らかになり、調査結果に深刻な懸念がある」との声明を出した。(共同)

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