太田 肉体改造で“金のエンゼル”を!有終リオへ「森永」愛

[ 2016年7月23日 11:11 ]

壮行会に出席し、贈られた寄せ書きの前でポーズをとるリオ五輪フェンシング男子フルーレ代表の太田雄貴

 軽量ボディーで悲願の金メダル獲りだ。リオデジャネイロ五輪フェンシング男子フルーレ個人代表の太田雄貴(30=森永製菓)が22日、東京都内で行われた同社の壮行会に出席。集大成として臨む4度目の五輪は、12年ロンドン大会時よりも体重を3キロ落とし、剣を突き出す際の初速を強化したことを明かした。サプライズ登場した14年ソチ五輪代表の高梨沙羅(19=クラレ)からもエールを送られた剣士が、日本フェンシング初の金メダルをもたらす。

 森永製菓の社員として臨む2度目の五輪。男子フルーレ個人で銀メダルを獲得して一躍時の人となった08年北京五輪後、無職だった太田に競技に集中できる環境を整えてくれたのが同社。太田は「社員の思いを背負い戦う。僕は銀を2つ持っているが、(同社製品「チョコボール」の)缶詰をもらうには金が必要。金を獲り、どや顔で帰ってきます」と愛社精神あふれる意気込みを語った。

 会の途中には同社と「ウイダーアスリート契約」を結ぶスキージャンプの高梨沙羅が登場。2人は同じトレーニング施設を利用している縁で、顔を合わせる機会が多いという。高梨から「刺激を受けている」と言葉を掛けられた太田は「僕ができないようなトレーニングをしている」と逆に謙遜したが、三十路を迎えた太田自身も4年前よりも進化を遂げていた。

 ロンドン後に一時は競技から離れ、13年の20年東京五輪招致活動後にリオまでの現役続行を決めた。トレーニング再開当初は「基礎体力を戻すのがきつかった」と振り返るが、そんな中で「パワー型」から「瞬発型」へのモデルチェンジに取り組んだ。体重を4年前の70キロから67キロに減らし、トレーナーの牧野講平氏と剣を突き出す際のスピード強化に取り組んできた。実戦で結果が出るまでに1年以上を要したが、昨年7月の世界選手権で日本人として初優勝。「トレーニングはまるっきり変えた。最終速度はロンドンの時の方が速いが、初動から最高速度に達するまでは今の方が速いので、相手は速く感じる。疲れにくくもなった」と自信を深めている。「集大成。フェンシング人生の全てがここに集約できるような試合をしたい」と太田。ロシアのドーピング問題の影響で団体戦出場の可能性も残すが、文字通り全てを個人戦に注ぐつもりだ。

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