青山グッタリ 暫定5位発進 霧で中断…1時間立ちっぱなし

[ 2016年7月23日 05:30 ]

9番、バーディーパットを決められず首をかしげる青山加織

女子ゴルフツアーセンチュリー21レディース 第1日

(7月22日 静岡県伊豆の国市 伊豆大仁カントリークラブ=6553ヤード、パー72)
 青山加織(31=コンフェックス)が悪天候を乗り越え、暫定5位発進した。17番のティーグラウンドで1時間40分以上も霧が晴れるのを立ったまま待機するなど、前半だけで5時間を要しながら5バーディー、3ボギーの70をマークした。木戸愛(26=ゼンリン)が17ホール消化で6アンダーの暫定首位。日没サスペンデッドにより、42人がホールアウトできず、第2日に第1ラウンドの残りと第2ラウンドを消化する。

 ホールアウト後の青山の第一声に気持ちが全て表れていた。「あー、疲れた。大変な一日でした」。午前9時前にスタートして、ホールアウトは午後4時30分。およそ7時間半もかけて18ホールを回った。

 最大の敵は霧だった。17番で前方が全く見えず、ひとまずティーグラウンドで待機。競技委員に問い合わせたところ、現場待機で霧が晴れた時に打つようにと指示された。そのため「震えながらずっと立っていました」と1時間40分ほどその場に立ち尽くしたという。一方で、ハーフターンしてクラブハウスにいたり、プレー中でも待機用の車や茶店があったりと選手間で差があった。「霧の判断は難しいから現場待機は分かるが、クラブハウスでのんびりしている人もいれば、立ちっぱなしの人もいる。そこは公平にしてほしかった」。たまった怒りはプレーにぶつけ、暫定5位で上がった。

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