体操ロンドン五輪団体銀 田中和仁が引退 3きょうだいで五輪出場

[ 2016年7月21日 12:36 ]

引退を発表した田中和仁

 2012年ロンドン五輪の体操男子団体総合銀メダリスト、田中和仁(31=徳洲会)が現役引退することが分かった。21日、所属する徳洲会を通じて発表した。田中は妹の理恵さん(29)、弟・佑典(26=コナミ)とともに同五輪に出場し、3きょうだい代表として話題に。今年6月のリオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権では2大会連続での代表入りを逃していた。

 田中は「オールラウンダーとして成績を残せなくなってきたこと、自分の練習内容に不満とイライラしている自分がいたこと、そして、オリンピック選考の途中で身体が壊れたことなど、様々な理由がありますが、全日本種目別決勝の平行棒の演技を終え、自分自身と向き合い、引退する決断に至りました」と説明。今後については「体操に関わりながら、たくさんのことを勉強して、いろんなことにチャレンジしていきたいと考えています」としている。

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