ラオニッチ&ハレプ リオ五輪辞退…ジカ熱懸念、テニスにも波及

[ 2016年7月17日 05:30 ]

 男子テニスで世界ランク7位のミロシュ・ラオニッチ(25=カナダ)と女子で世界5位のシモナ・ハレプ(24=ルーマニア)が15日、中南米で感染が拡大するジカ熱への懸念を理由にリオ五輪出場を辞退すると発表した。

 ジカ熱を巡る問題は男子ゴルフのトップ選手で五輪不参加の表明が相次ぎ、テニスにも波及した形だ。ウィンブルドン選手権で準優勝したラオニッチは「ジカ熱の不確かな現状を含め、健康へのさまざまな懸念から決断している」との声明を発表。14年全仏オープンで準優勝したハレプは「医師や家族と相談した結果、特に女性としてリスクが高いと判断した」と説明した。

 ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症児が生まれる可能性があり、女子選手で不安が強い。

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2016年7月17日のニュース