出場許可クリシナ選手にネット攻撃 「裏切り」と書き込み

[ 2016年7月11日 23:47 ]

 国際陸連が個人資格での国際大会出場を認め、リオデジャネイロ五輪出場の可能性が出てきた女子走り幅跳びのダリア・クリシナ選手(ロシア)が、交流サイト「フェイスブック」に喜びの声を書き込んだところ、ロシアのネット利用者から「裏切り」などとする書き込みが相次ぐ騒ぎとなった。

 クリシナ選手は9日の国際陸連の決定後、「本当に幸せ」と関係者らへの謝辞を英語で投稿。これに対し「祖国の裏切り者」「次は米国の市民権を取るのだろう」などの書き込みが続いた。

 組織的ドーピングが明らかになったロシア選手の大会参加を認める条件の中には、活動拠点がロシア国外であることが含まれている。AP通信によると、クリシナ選手は米国を拠点としている。(共同)

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2016年7月11日のニュース