シャラポワがリオ五輪欠場 CAS裁定9月に延期

[ 2016年7月11日 21:55 ]

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は11日、国際テニス連盟(ITF)からドーピング違反で科された2年間の資格停止処分を不服として提訴した女子の元世界ランキング1位マリア・シャラポワ(ロシア)への裁定を9月に延期することを発表した。これで同選手のリオデジャネイロ五輪出場がなくなった。

 当初、裁定は今月18日に下される見通しだったが、シャラポワとITF双方が裁定に向けた証拠の提出などに時間を要するとし、延期に合意した。ロシア・テニス連盟のタルピシェフ会長はシャラポワの訴えが認められた場合にはリオデジャネイロ五輪代表に戻す意向を示していた。

 四大大会通算5勝で29歳のシャラポワは、2012年ロンドン五輪でロシア選手団の旗手を務め、シングルスで銀メダルを獲得した。ことし1月の全豪オープンで禁止薬物のメルドニウムに陽性反応を示して処分を受けた。(共同)

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2016年7月11日のニュース