セリーナ 16年ぶり単複同日V!「これ以上の感激ない」

[ 2016年7月11日 05:30 ]

女子ダブルスを制したビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹組(AP)

ウィンブルドン選手権第13日

(7月9日 英ロンドン・オー ルイングランド・クラブ)
 女子ダブルス決勝はビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹組(米国)が、ティメア・バボシュ(ハンガリー)、ヤロスラワ・シュウェドワ(カザフスタン)組を6―3、6―4で破り、4年ぶり6度目の優勝を果たした。セリーナは女子シングルスとの2冠も達成。

 息つく間もなかった。女子シングルスでシュテフィ・グラフ(ドイツ)に並ぶ歴代2位の4大大会22勝目を挙げたのもつかの間、続くセンターコートでの第2試合の男子ダブルスはストレート決着。妹セリーナは「4セットはやってほしかった。セレモニーが少し助けてくれたけど」と語り、急いでテーピングをし終え、再びセンターコートに立った。ただ、試合では疲れも見せずに強力サーブを打ち続け、経験豊富な姉ビーナスの駆け引きと併せて圧倒。セリーナは「信じられない気分。これ以上の感激はない」と今大会全13試合を戦い終え、ようやく息をついた。

 今大会は前半で雨天順延が続き、シングルス、ダブルスの決勝が同日に行われるハードスケジュールも乗り越えた。00年にビーナスがシングルス、姉妹でダブルスを制して以来16年ぶりの同日Vで、姉36歳、妹34歳となっても健在ぶりをアピール。4大大会のダブルス決勝は14戦14勝という記録も打ち立て、ビーナスは「これでリオ五輪の米国代表になれると思う」と4度目のダブルス金メダルを見据えた。

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2016年7月11日のニュース