ウェイド、ヒート残留への条件整う ガソルはスパーズと合意

[ 2016年7月5日 15:14 ]

ヒートがドウェイン・ウェイドに2年4000万ドルを提示(AP)

 ケビン・デュラント(27)がサンダーからウォリアーズに移籍するというビッグニュースが流れた4日、他球団でも大物FAの交渉に動きがあった。

 ヒートはチーム一筋に13シーズンにわたってプレーしてきたシューティング・ガードのドウェイン・ウェイド(34)に対し、2年4000万ドル(約40億8000万円)を提示。06年ファイナルのMVPで08年シーズンには得点王となっているウェイドは「年俸2000万ドル未満ではプレーしない」と公言してきたが、これでヒート残留への条件は整った。

 ただし水面下ではサラリーキャップ枠に余裕があるナゲッツが積極的に交渉しているという情報があり、今後の動向が注目されるところ。ヒートはブロックショット王となったセンターのハッサン・ホワイトサイド(26)が再契約によるチーム残留を決めているが、ルオル・デン(31)はレイカーズ、ジョー・ジョンソン(35)はジャズに移籍するなど、主力選手の移籍が相次いでいる。

 一方、ブルズに2季在籍したスペイン出身のパワーフォワード、パウ・ガソル(36)は、2年3000万ドル(約30億6000万円)以上という内容でスパーズとの契約に合意。スパーズでは長年にわたって活躍してきた同じポジションのティム・ダンカン(40)がまだ去就を明らかにしていないが、それを待たずにスパーズはガソルとの契約にこぎつけた。

 スパーズはデュラント獲りには失敗したものの、昨季16・5得点、11・0リバウンドをマークしたガソルの獲得には成功。西地区優勝候補の一角として今季も勝ち星を稼ぐことになるだろう。

 昨季途中でピストンズからマジックにトレードされたポイントガードのブランドン・ジェニングス(26)は、1年500万ドル(約5億1000万円)でニックスとの契約に合意。ジェニングスは15年1月に左足のアキレス腱を断裂して以後、成績は低迷しているが、バックス時代の11年シーズンには19・1得点をマーク。ニックスはブルズからデリック・ローズ(27)をトレードで獲得しているが、ジェニングスを含めてこの2人のバックコート陣が故障さえしなければ、大幅に戦力アップとなりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月5日のニュース