さくら　今季初トップ１０！全米ＯＰに弾みの６９

米女子ゴルフツアー・ポートランド・クラシック最終日

（7月3日 米オレゴン州ポートランド　コロンビアエッジウオーターＣＣ＝６４７６ヤード、パー７２）
　２２位から出た横峯さくら（３０＝エプソン）が５バーディー、２ボギーの６９と伸ばし、通算６アンダーの２８２で１０位に入った。７３の上原彩子（３２＝モスフードサービス）は通算４アンダーで１９位。７４の宮里藍（３１＝サントリー）、７６の宮里美香（２６＝ＮＴＴぷらら）はともに通算２オーバーで５４位だった。７１のブルック・ヘンダーソン（１８＝カナダ）が初日からの首位を守り、通算１４アンダーで大会２連覇を達成した。

　最終１８番で１・５メートルのパーパットを沈めた横峯は力強く右手を握った。「１打で順位も大きく違ってくるので。よしっていう感じ」と最終日に３つ伸ばして今季初のトップ１０入りを達成し、笑みがこぼれた。

　１番で３パットのボギーを叩くなど、序盤は速いグリーンに戸惑った。だが「しっかりパターのフィーリングを合わせることを意識した」と慌てず、５、７、１０番とパー５できっちりバーディーを奪ってみせた。

　直近２試合は予選落ちで今大会も体調が万全ではなく「タフな１週間になるなと思っていた」という。その状態でつかんだ今季最高成績。７日に開幕するメジャーの全米女子オープン（米カリフォルニア州）に向け、うまく弾みをつけた。

　▼１９位・上原彩子　グリーンが軟らかい前半で伸ばせずに残念。（今季最高順位）

　▼５４位・宮里藍　反省点は集中力がいまひとつだったこと。（今週の全米女子オープンは出場権なし）

　▼５４位・宮里美香　ピンを狙いにいきたい思いがあって、守るゴルフができなかった。（ショットが不調で伸ばせず）