フェルプス、トップ通過も瀬戸のタイム上回れず…ロクテ4大会連続五輪へ

[ 2016年6月29日 14:29 ]

準決勝を全体トップタイムで通過したフェルプス(AP)

 競泳の米国五輪代表選考会は28日にネブラスカ州オマハで3日目の競技を行い、5大会連続の五輪出場を狙うマイケル・フェルプス(30)が初登場。過去五輪で2つの金メダルを獲得している200メートルバタフライの準決勝を1分55秒17の全体トップタイムで通過して29日の決勝に進出した。ただし4月の日本選手権でこの種目を制した瀬戸大也(21)の優勝タイム(1分54秒14)と準決勝通過タイム(1分55秒00)は上回れなかった。

 五輪で計22個のメダル(うち金は18)を獲得しているフェルプスは今回の選考会では200メートルバタフライ以外に100メートルバタフライ、100メートル自由形、そして200メートル個人メドレーを併せた計4種目に出場する予定。会場には婚約者で元ミス・カリフォルニアのニコル・ジョンソンさん(30)と5月5日に生まれたばかりの長男ブーマーくんも駆けつけている。

 なお男子200メートル自由形決勝では、五輪で計11個のメダル(うち金5)を獲得しているライアン・ロクテ(31)が1分46秒62で4位。脚を痛めた26日の400メートル個人メドレー(3位)に続いてこの種目でも代表権を逃したが、800メートルリレーのメンバーの座は確保して4大会連続の五輪出場を決めた。優勝したのはタウンリー・ハース(19)でタイムは1分45秒66。これも日本選手権を制した萩野公介(21)の1分45秒50を下回った。

 女子100メートル背泳ぎ決勝にはロンドン五輪のこの種目で金メダルを獲得しているミッシー・フランクリン(21)が出場したが、1分0秒24とタイムは伸びず7位。五輪連覇の夢は早々と消滅してしまった。

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