ウォルシュ 高野進の日本記録「破れる」25年ぶり更新に自信

[ 2016年6月29日 05:30 ]

学生らから激励を受ける(後列左3人目から)ウォルシュ、桐生、土江コーチ

東洋大壮行会

(6月28日)
 リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートル代表のウォルシュ・ジュリアン(19)が28日、都内で行われた東洋大の壮行会に100メートル代表の桐生祥秀(20)と出席。1991年に高野進(55)がマークしてから25年間破られていない44秒78の日本記録について「普通に破れる。もうちょい練習すればいけると思っている」と言い放った。 

 日本選手権では予選から自己ベストを更新。決勝でさらにタイムを上げて45秒35でリオ切符をつかんだ。日本記録まであと0秒57。課題は残り100メートルだ。「最初の200メートルでどれだけ力を使わず速く行けるか」とポイントを挙げた。

 今冬の米合宿で15年世界選手権100メートル銅メダルのブロメル(米国)らと同じトラックで走り込み、記録更新につなげている。目標は決勝進出。「練習は結構、汗流して頑張って(五輪本番は)ほかの選手が速いので、付いて行けば(日本記録は)いける」。ジャマイカ人の父と日本人の母を持つスプリンターの目は真剣そのものだった。

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