白鵬「先の先」で1000勝だ!大台到達へ「後の先」捨てた

[ 2016年6月29日 05:30 ]

白鵬(奥)に投げられる河村たかし名古屋市長

大相撲 名古屋場所 初日

(7月10日 愛知県体育館)
 大相撲の名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)で残り13勝に迫った通算1000勝を狙う横綱・白鵬(31)が「後の先」ではなく「先の先」での大台到達を誓った。

 28日、河村たかし名古屋市長を訪問した際に「後の先は捨てました。やめました。一つ間違えれば(土俵外へ)持って行かれる」と告白。史上1位の69連勝を達成した第35代横綱・双葉山が極めた「後の先」とは遅れて立ったように見えて先手を奪う立ち合いの奥義で、白鵬も数年前から研究していた。

 だが、今年初場所14日目の稀勢の里戦で失敗したこともあり、それ以降はカチ上げや張り差しなど攻めの立ち合いを多用。そしてこの日、市長の前で「(魁皇が持つ通算最多の)1047勝という目標があるので、先の先という感じで攻めていく」と正式に路線変更を宣言した。

 今場所は38度目Vと通算1000勝に加え、千代の富士を超えて単独1位となる「7度目の名古屋場所優勝」という記録も懸かる。さらに河村市長から「みんな69連勝にも興味がある」と促されると「現在29連勝していますから頑張ればという思いはあります」と連勝への思いもチラリとのぞかせた。

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