男子100 ケンブリッジがV&リオ内定「やっとここまできた」

[ 2016年6月25日 20:46 ]

男子100メートル決勝で山県(右端)、と桐生(左端)を抑えて優勝したケンブリッジ飛鳥(右から2人目)

第100回陸上日本選手権第2日

(6月25日 愛知・パロマ瑞穂スタジアム)
 陸上のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた第100回日本選手権第2日は25日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、男子100メートル決勝でケンブリッジ飛鳥(23=ドーム)が10秒16で優勝し、五輪代表に内定した。桐生祥秀(20=東洋大)は3着で五輪代表に内定した。

 スタートは山県亮太(24=セイコーホールディングス)が先行するも、中盤からケンブリッジが大きく伸び、最後はわずかな差で山県との競り合いを制した。

 ケンブリッジは「やっとここ(優勝)まで来た。ここまで長かった」と安どの表情を見せ、「勝ち続けることが大事。勝ち続けて9秒台を出す」とさらなる飛躍を意気込んだ。
 
 桐生は「整理ついていない。今日は言葉がない」と悔しさをのぞかせた。

 ◆ケンブリッジ飛鳥(あすか)1993年(平5)5月31日、ジャマイカ生まれの23歳。2歳で大阪に移住し、小学校ではサッカー。中学から陸上を始め、東京高、日大を経てドーム所属。13年東アジア大会男子200メートルで優勝した。100メートルの自己記録は10秒10。1メートル80、76キロ。

 ◆桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)1995年(平7)12月15日、滋賀県彦根市出身の20歳。城陽小時代はサッカーでGKとして彦根選抜に選ばれた。兄・将希さん(22)の影響で、彦根南中入学と同時に陸上を始める。京都・洛南高3年だった13年に男子100メートルで日本歴代2位の10秒01をマーク。13年世界選手権代表。14年世界ジュニア選手権3位。東洋大。175センチ、69キロ。

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