池村56位→8位急浮上 スコット流スイングで6バーディー

[ 2016年6月25日 05:30 ]

<ハンダグローバルカップ第2日>2日目にスコアを伸ばしトータル7アンダーの池村寛世

スポニチ後援男子ゴルフツア ISPSハンダグローバルカップ第2日

(6月24日 石川県羽咋市 朱鷺の台カントリークラブ=6834ヤード、パー71)
 56位から出た池村寛世(20=フリー)が65をマークし、通算7アンダーの8位に浮上した。初日のラウンド後に練習場でアダム・スコットのスイングをまねしながら練習。ボギーなしの6バーディーを量産した。エミリアノ・グリジョ(23=アルゼンチン)ら2人が通算10アンダーで首位に並んだ。

 20歳の池村が初日56位の出遅れを取り戻した。8位浮上に胸を張る。「ショットが良かったおかげでバーディーが取れた」。前半のインはバーディー1つも、4番で50センチ、6番で30センチにつけバーディー。冴えたショットでスコアメークした。

 「ショットが今季一番悪かった」という初日のラウンド後、ホテルへの帰途にあった練習場へ直行。およそ200球、「中途半端に打たず、しっかりインパクトを意識」と打ち込んだ。その間、得意だというアダム・スコットのスイングを物まね。「体幹がぶれず、頭も動かない。背筋で打っている感じ」と世界ランク8位の実力者をイメージ、この日も継続した。ゴルフを始めた当初から、世界的プレーヤーの映像を見てスイングを勉強。全米オープンで勝ったダスティン・ジョンソンやルーク・ドナルドなどレパートリーは広い。

 今季の最高成績はミズノオープンの32位で賞金ランクは106位。「そろそろ上位に行かないとシードが厳しい」と危機感は募る。首位と3打差の好位置で迎える決勝ラウンド。「ショットが良ければアンダーを出せる」。スコット流スイングで賞金シードの目星をつける。

 ▼1位グリジョ 全米オープンのグリーンが速かったのでアジャストするのが大変だったが、パットが良かった。(今季米ツアー開幕戦覇者のアルゼンチン人)

 ▼8位池田勇太 (インから出て)17番までは気合でプレーできたが、だんだんなくなった。体さえきちっとすればいいゴルフはできる。(時差ぼけに苦しむも好位置キープ)

 ▼17位沖野克文 昨日みたいにピンを狙えなかったが、集中してパーを拾いにいった。1Wがそこそこ良かった。(今季レギュラーツアー初出場で予選突破)

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2016年6月25日のニュース