桐生「勝負の時、優勝狙って走りたい」陸上日本選手権24日開幕

[ 2016年6月23日 18:53 ]

記者会見で意気込みを語る桐生祥秀

 陸上のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた第100回日本選手権は24日に名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで開幕する。23日は日本勢初の9秒台突入が期待される男子100メートルの有力選手らが記者会見し、桐生祥秀(東洋大)は「いい感じできている。勝負の時なので、優勝を狙って走りたい」と抱負を述べた。

 男子100メートルは24日に予選、準決勝、25日に決勝が行われる。桐生は11日に3年ぶりに10秒01をマーク。ただ一人日本陸連が定めた派遣設定記録に到達し、他に突破者が出なければ8位以内で初の五輪代表入りが決まる。両日とも雨の予報だが「天候の悪いレースは慣れている。五輪は一番出たい大会。気持ちを上げていきたい」と話した。

 山県亮太(セイコーホールディングス)は5日に4年ぶりの自己新記録となる10秒06を出した。桐生には今季2度先着しており「自分のレースができればおのずと結果はついてくる」と自信をのぞかせた。5月に10秒10の自己ベストを出し、勢いに乗るケンブリッジ飛鳥(ドーム)は「体調はいいので楽しみ。9秒台で優勝するのが最大の目標だが、今回は勝ちにこだわりたい」と対決を心待ちにした。

 女子短距離で6年連続2冠を狙う福島千里(北海道ハイテクAC)は「まずは五輪の代表になれるようにしっかり頑張る」と意欲を燃やした。

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月23日のニュース