重量挙げ協会本部長が五輪存続危惧 日本男子はリオ枠増か

[ 2016年6月23日 18:49 ]

 国際重量挙げ連盟が複数のドーピング違反を理由にロシア、ベラルーシ、カザフスタンに1年間の資格停止処分を科す方針を決めたことについて、日本協会の小宮山哲雄選手強化本部長は23日、「日本はクリーンにやっているが、あまりに(違反が)多いと五輪での競技存続を危惧してしまう」と述べた。男子で日本のリオデジャネイロ五輪出場枠が増える可能性については「まだ、どうなるか分からない」と慎重だった。

 五輪出場枠は2014、15年の世界選手権成績を基にした国・地域別ランキングで配分され、男子はロシアが1位、カザフスタンが2位、ベラルーシが4位でいずれも上限の6枠を獲得した。日本は同ランキングで枠を獲得できず、現状はアジア選手権で得た1枠のみで、62キロ級の糸数陽一(警視庁)が代表に決まっている。

 日本の女子は上限の4枠を獲得し、48キロ級の三宅宏実(いちご)ら4人が代表に決定している。

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2016年6月23日のニュース