吉田沙保里、五輪4連覇へ1000人最強壮行会計画

[ 2016年6月22日 06:10 ]

登坂絵莉の上におぶさってふざける吉田沙保里

 “霊長類最強女子”が1000人壮行会で4大会連続金メダルに弾みをつける。8月のリオ五輪で4連覇に挑むレスリング女子53キロ級の吉田沙保里(33=フリー)が、来月2日に都内のホテルで大規模な個人壮行会を予定していることが21日、分かった。

 五輪壮行会といえば、ゆかりのある自治体や学校、所属先企業が開催するのが通例だ。吉田も地元の津市、至学館大、地元後援会による壮行会が予定されているが、それに加えて自らビッグな出陣式を開催する。3連覇に挑んだ前回ロンドン五輪時にも行っておらず、五輪史上初の女子4連覇に挑む今回だからこその特別イベントだ。

 スポーツ界、芸能界の幅広い交友関係を生かし、親交の深い元サッカー女子日本代表の澤穂希さんをはじめ、九重親方(元横綱・千代の富士)や俳優の岩城滉一ら著名人にも招待状を送付済み。1000人規模の大会場で、代表選手団の赤白の公式ウエアに身を包んだ吉田が決意表明を行うことになる。

 21日は女子代表合宿が北海道旭川市で報道陣に公開され、吉田は午前中はランニング、午後はマットでの練習と精力的にメニューをこなした。本番まで2カ月を切り、栄和人強化本部長は今後は代表選手同士のスパーリングを取り入れていく方針だ。普段は決まった練習パートナーと行うことがほとんどで「スパーリングが嫌なら打ち込みでもいい」と提案。特に吉田と伊調はここ数年はスパーリングも行っておらず、緊張感を持った練習となるのは間違いない。

 女子代表は五輪までに新潟県十日町市と味の素ナショナルトレセンでの合宿を予定している。吉田も伊調も五輪史上初の女子4連覇に挑む最強女王同士。2人が切磋琢磨(せっさたくま)する場面がどこかで実現するかもしれない。

続きを表示

2016年6月22日のニュース