ウォリアーズ・グリーン、ファイナル第5戦出場停止

[ 2016年6月13日 13:14 ]

ファイナル第5戦へ出場できなくなったウォリアーズのグリーン(右)=AP

 NBAは12日、ファイナル第4戦(10日)でウォリアーズのフォワード、ドレイモンド・グリーン(26)に対してコールされていたパーソナル・ファウル(通常の反則)をフレイグラント1(過度の反則)にグレードアップ。この結果、グリーンは13日にオークランドで行われるファイナル第5戦に出場できなくなった。

 残り2分にキャバリアーズのレブロン・ジェームズ(31)ともみ合いになった際の行為が問題視されていたもので、NBAのバンデウェー副社長は「到底、受け入れられるものではない」としてフレイグラント・ファウルの適用に踏み切った。

 悪質な行為に対して宣告されるフレイグラントは「1」と、試合中ならば一発退場となる「2」に分かれており、プレーオフでは「1」に1ポイント、「2」に2ポイントが加算される。そして累積4ポイントとなった時点で自動的に1試合の出場停止となるが、ここまで3ポイント(フレイグラント1と2が各1回)だったグリーンは4ポイントとなってしまった。

 今年2月の球宴に出場し、リオデジャネイロ五輪の米国代表最終候補にも名を連ねているグリーンは今季14・0得点、9・5リバウンド、7・4アシストをマーク。トリプルダブルはチーム歴代最多の13回を記録しており、2メートル1とパワーフォワードとしては小柄ながら、万能型のプレーヤーとしてウォリアーズが得意としているスモール・ラインアップ時にはゴール下でいい働きを見せてきた。今ポストシーズンでも15・0得点、9・7リバウンド、5・9アシストという成績を残していたが、3勝1敗と連覇に王手をかけて迎える地元での第5戦にはユニフォームを着ることができなくなった。

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2016年6月13日のニュース