原沢「うれしい」人生初団体日本一!体調最悪も2試合で一本勝ち

[ 2016年6月13日 05:30 ]

所属チームの団体戦全国優勝に貢献した原沢

柔道◇実業団体対抗大会最終日◇

(6月12日 宮崎市KIRISHIMAツワブキ武道館)
 体重無差別5人制で争う男子1部は、リオデジャネイロ五輪100キロ超級代表の原沢久喜を擁する日本中央競馬会が7年ぶり3度目の優勝。決勝で4連覇中の旭化成Aを2―1で破った。原沢は初戦の2回戦から3試合全てに出場し、2勝1引き分けで貢献。旭化成Aは100キロ級の羽賀龍之介らリオ五輪代表3人が出場を見送った。男子2部は東芝A、女子2部は了徳寺学園が制した。

 原沢は人生初という団体日本一に「最低限の戦いができた。凄くうれしい」と久々の笑顔を見せた。所属先の賀持監督によるとコンディションは最悪。直前まで代表個別合宿があり、出場は11日に決めたという。4月の全日本選手権で2連覇を逃し、5月のマスターズ大会は気管支を患って3位。完治していないが、足技を生かして2試合で一本勝ちした。13日からは宮崎県延岡市での代表合宿で鍛える。「無理をしてでも追い込む」と意気込んだ。

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2016年6月13日のニュース