イ・ボミ1差2位 9試合連続トップ5も「あれが入っていれば」

[ 2016年6月13日 05:30 ]

4番でバーディーを奪い笑顔を見せたイ・ボミ

女子ゴルフツアー サントリー・レディース最終日

(6月12日 兵庫県神戸市 六甲国際ゴルフ倶楽部=6511ヤード、パー72)
 5位から出たイ・ボミ(27=韓国)は1打差で涙をのんだが、2位でフィニッシュし、賞金レースで申ジエを抜き1位に躍り出た。9試合連続のトップ5入りは1990年のト・アギョクと並ぶツアー史上2位の記録。開幕からの連続トップ10も10試合に伸ばし、自身のツアー記録を更新した。通算11アンダーの姜秀衍(40=韓国)が逃げ切り日本ツアー2勝目を挙げた。

 首位の姜秀衍が16番でこの日初めてのボギー。11アンダーで並んだことを知ったイ・ボミの最終18番だった。入れればプレーオフだった1・5メートルのパーパットは無情にもカップに嫌われた。痛恨の3パットに「しっかり打った。弱いよりはいい。あれが入っていれば…」と悔しそうに振り返った。

 それでも、好調なショットを武器に6バーディーを量産。安定感は抜群だ。90年のトアギョクに並ぶ9試合連続のトップ5で、次戦はアン・ソンジュが10年に打ち立てた10試合連続のツアー記録に挑むことになる。開幕からの連続トップ10入りのツアー記録も10試合に更新した。1番では同組の吉田と青木がバーディー発進する中でパー。「トップ10に入れないかと心配した」と記録への期待が重圧になり疲労感もあった中、終わってみれば2位。2年連続賞金女王へ向け、獲得賞金を約6290万円とし申ジエ(約6106万円)から賞金ランク1位の座を奪い返した。

 長丁場の4日間大会で優勝したのは不惑の母国の先輩。「(私は)疲れた、とか言っていたけど、反省しないと。体力を上げたい。勉強になった。ずっと頑張ります」。刺激を受けた27歳は前を向いた。

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2016年6月13日のニュース