藍 7ボギー77と崩れて急降下30位「タフな一日」

[ 2016年6月13日 05:30 ]

通算6オーバーで30位に後退した宮里藍

USLPGAツアー全米女子プロ選手権第3日

(6月11日 米ワシントン州サマミッシュ サハリーCC=6624ヤード、パー71)
 6位から出た宮里藍(30=サントリー)は77と崩れ、通算6オーバーの30位に後退した。ショット、パットともに不調で1バーディー、7ボギー。狂った歯車は最後まで元に戻らなかった。宮里美香(26=NTTぷらら)は77で通算9オーバーの47位、野村敏京(23=フリー)は77で通算13オーバーの70位。メジャー2連勝中のリディア・コ(19=ニュージーランド)が70で回り、通算2アンダーの単独首位に浮上した。

 気持ちもショットもパットも全てがかみ合わなかった。ボギーが止まらず、前日のアンダーパーから一転、77。「ショットの修正もうまくいかなかったし、パットも思いのほか入らず…。タフな一日でしたね」。宮里は残念そうに振り返った。

 「ごまかしながらやっていた」とショットに変調を来し、好調だったパットも雨で状態が一変したグリーンを把握するのに時間がかかった。3番から全て2メートル以内を外して3連続ボギー。メンタルも災いした。「昨日まではハーフ2オーバーでいいと思っていたのに、今日は落としたくない、ボギーを少なくと自分を追い込んだ」。終わってみれば、首位は2日目と変わらず通算2アンダーだった。悔やまれる失速だが「少し考えをリセットして一つ一つ積み重ねていけたら」と最終日を見据えた。狂った歯車をもう一度、元に正す。

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2016年6月13日のニュース