日本男子 負けられない中国戦「我慢してリバウンドからも攻撃していきたい」

[ 2016年5月29日 16:21 ]

初戦を勝利した男子バレーボール(左から)深津、石川、清水

 リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けたバレーボール男子の世界最終予選兼アジア予選第2日(東京体育館)で、2大会ぶりの五輪切符獲得を目指す世界ランキング14位の日本は29日午後7時から同19位の中国と対戦する。

 前日のベネズエラ戦では第1セットを落としたものの、石川祐希(20=中大3年)と柳田将洋(23=サントリー)の若き両エースの活躍で流れを取り戻し、3―1で逆転勝ち。主将の清水邦広(29=パナソニック)もチーム最多21得点をマークし、若手とベテランがうまくかみ合った。

 今後の戦いを見据えた上で、格下の中国は負けられない相手である。ただ4年前の世界最終予選で負けるなど、この4年間は1勝4敗と苦戦している。中国の強みは2メートルクラスをずらりと並べるアジアNo.1の高さだ。日本は中国のブロックに相当苦しむことが予想される。南部監督は「これからは高さのある相手になる。我慢して(ブロックされた後の)リバウンドからも攻撃していきたい」と話した。初戦ではまずまずの出来だった石川、柳田、清水らの強力サーブに加え、日本らしい粘り強いプレーがより求められてくる。

 ▽男子バレーボールのリオデジャネイロ五輪への道 予選は8チームの総当たりで争う。日本は(1)アジア4チーム中トップ(2)その他7チームにうち上位3チーム、に入れば出場権を獲得できる。五輪出場国は12カ国で、既にブラジル、ロシア、イタリア、米国、アルゼンチン、キューバ、エジプトが出場を決めている。また、世界最終予選メキシコ大会(6月4~6日)でもう1チームが決まる。

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2016年5月29日のニュース