リオ五輪テロ対策で警察犬訓練「フランス警察との交流は不可欠」

[ 2016年5月26日 10:48 ]

リオ州軍警察の訓練で爆発物を探す警察犬=25日、リオデジャネイロのガレオン国際空港

 リオデジャネイロ五輪のテロ対策としてリオ州軍警察は25日、ガレオン国際空港で警察犬の訓練を行い、報道陣に公開した。

 フランス警察の特殊部隊に指導を受け、空港の建物内に隠した爆発物を発見させる手順を確認した。爆発物捜査犬部隊を率いるジョアン・ボイア中尉は「リオの警察犬はファベーラ(スラム街)の麻薬探知で広く活用されているが、爆発物を取り扱う機会は少ない。対テロの経験が豊富なフランス警察との交流は不可欠だ」と語った。フランス警察のクエンタン隊員は「ブラジルの警察犬はフランスと遜色ないほど優秀だ」と評価した。

 五輪でリオ最大の玄関口となる同空港は拡張工事を終え、年間3千万人の利用客に対応可能となった。(共同)

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2016年5月26日のニュース