ヒート3勝3敗に持ち込む ドラギッチがプレーオフ自己最多30得点

[ 2016年5月14日 13:32 ]

プレーオフ自己最多の30得点を挙げたゴラン・ドラギッチ

 NBAは13日に東地区準決勝の第6戦をマイアミで行い、3位ヒートが103―91(前半53―44)で2位ラプターズを下して3勝3敗。地元での最終戦を制して勝負を15日に敵地トロントで行われる第7戦に持ち込んだ。

 血栓の治療で戦列を離れているフォワードのクリス・ボッシュ(32)に続いて、ブロックショット部門で今季1位となっていたセンターのハッサン・ホワイトサイド(26)もこのシリーズの第3戦で膝を痛めてダウン。第6戦では新人のジャスティン・ウィンズロー(20)を先発で起用したが、センターはおろかパワーフォワードさえいないスモール・ラインアップ。平均身長は1メートル98とリーグ平均より3センチ以上低かった。

 しかしスロベニア出身のポイントガード、ゴラン・ドラギッチ(30)がプレーオフ自己最多の30得点(従来の記録は26)をマーク。大黒柱のドウェイン・ウェイド(34)も22得点6リバウンド5アシストと3ブロックショットを稼いで勝利に貢献した。

 先発したスモールフォワードのウィンズローも12得点と健闘。チーム一丸となって負ければ終わりだった大事な試合をしのいだ。

 なおウェイドのプレーオフでの通算得点は3765。アキーム・オラジュワン(元ロケッツ=3755)を抜いて歴代12位に浮上し、11位のジョン・ハブリチェク(元セルティクス=3776)にもあと11と迫った。

 ラプターズもセンターのジョナス・バランチューナス(24)が第3戦で足首を捻挫してホワイトサイド同様に戦列を離脱。第6戦ではカイル・ラウリー(30)が36得点、デマー・デローザン(26)が23得点を稼ぎ、第4Q3分すぎに一時6点差まで詰め寄ったが反撃もここまでだった。

 東地区ではすでに1位キャバリアーズが1回戦、準決勝ともに4戦全勝のスイープで突破。8日に決勝進出を決めている。その一方でヒートとラプターズは2シリーズ連続で最終第7戦まで戦うことになり、選手の消耗と故障が目立ってきた。

 最終第7戦での過去の成績はヒートが6勝3敗で4連勝中。初の地区決勝進出を狙うラプターズは1勝2敗と負け越しているが、地元トロントでの試合だけにファンの期待に応えたいところだ。

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