新関脇の勢、横綱・鶴竜ぶん投げた「素直にうれしい」

鶴竜（奥）を豪快な小手投げで破る勢

大相撲夏場所５日目

（5月12日 両国国技館）
　新関脇の勢が初場所に続き鶴竜を破った。１度目の立ち合いは手つき不十分で成立せず、２回目は自身が突っかけた。それでも「動揺しないで当たれた」と左四つになり、相手の寄りに後退しながら右からの豪快な小手投げ。座布団の雨を降らせた。

　「まわしを取られても我慢できたのが（勝利に）つながった。素直にうれしい」。関脇だけに序盤は上位との戦いが続くが、夜には１時間、ウオーキングや自転車で高ぶった気持ちを落ち着かせている。自分をうまくコントロールして結果を出した。