サンダー 2年ぶりの地区決勝進出に王手

[ 2016年5月11日 15:41 ]

35得点をマークしたサンダーのウェストブルック(左)

 NBAプレーオフの西地区準決勝第5戦が10日にサンアントニオ(テキサス州)で行われ、3位サンダーが95―91(前半43―48)で2位スパーズを撃破して3勝2敗。このシリーズでは第2戦に続いて敵地で勝利を挙げ、2年ぶりの地区決勝進出に王手をかけた。

 第4Q残り4分では82―88と6点のビハインドだったが、この日35得点をマークしたラッセル・ウエストブルック(27)の3点シュートなどで追い上げ、残り1分45秒にケビン・デュラント(27)が外したジャンプシュートをエネス・キャンター(23)が押し込んで90―90と同点に追いついた。その10秒後にスパーズのトニー・パーカー(33)にシュートを決められて92―92となったが、23得点を稼いだデュラントが残り54秒にフリースローを2本とも決めて92―90。このあとパーカーにもフリースローの場面がやってきたが2本目をミスし、残り11秒で放ったジャンプシュートも入らなかった。

 残り9秒からはサンダーのスローイン。第2戦では同じような状況から審判の誤審問題が発生したが、この日はサンダーのウェイターズが冷静に対処。ボールをもらったウエストブルックはファウルゲームに出たカワイ・レナード(24)の両手をかいぐってゴール下にもぐりこみ、ラマーカス・オルドリッジ(30)の反則をもらってレイアップとフリースロー1本を決めた。この3点プレーでスコアは95―91。スパーズはこのあとレナードとダニー・グリーン(28)が3点シュートを放ったがどちらも失敗。ホームでは今季40勝1敗だったが、このシリーズでは1勝2敗となった。

 シーズンMVPの投票で次点となったレナードは26得点、オルドリッジとグリーンは20得点をマークしたがスパーズは苦杯。12日に敵地オクラホマシティーで行われる第6戦に勝たないと、準決勝で敗退する崖っ縁に立たされた。

 一方、シーズンMVP投票で4位となったサンダーのウエストブルックはターンオーバーを8回犯しながらも11リバウンド9アシストを稼ぐなど攻守両面にわたって活躍。地元での最終戦となる第6戦も、超攻撃型ポイントガードの出来がカギになりそうだ。

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