山口「茜スペシャル」でメダル必ず!益城町の再春館製薬所で会見

[ 2016年5月11日 05:30 ]

社内応援団3人とポーズを決める山口茜

 リオデジャネイロ五輪バドミントン女子シングルス代表に決まった山口茜(18)が10日、熊本地震で2度の震度7の揺れに襲われた益城町の再春館製薬所本社で会見を行い「熊本が大変な状態なので五輪に出るだけではなく、いい結果で明るい話題を届けたい。責任、覚悟を持って臨みたい」と抱負を口にした。

 武器は「秘密の茜スペシャル」だ。コート上での予測不能な動きが持ち味だが、中でも得意なのが「膝レシーブ」と「背面ショット」。「膝レシーブ」は相手のスマッシュを膝を突きながら打ち返す打法で今井彰宏監督によると「気持ちが高ぶる緊迫した場面で出る」という。「背面ショット」は相手に背を向けながら空手の裏拳のような動きで不意にラケットを振り下ろすスマッシュ。ともにいつ繰り出すかは秘密だ。

 今春に入社し、4月の地震発生時はシンガポール・オープン参戦中で「インターネットでしか情報を得られず、状況か想像がつかなかった」。2日に熊本県に戻ってからは、避難所で炊きだしなどを手伝ってきた。山口は意表を突く秘技で、熊本に活力を与える。

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2016年5月11日のニュース