錦織、トロイツキに逆転勝ち!第1セット落とすも貫録示す

[ 2016年5月10日 23:33 ]

男子シングルス2回戦 リターンする錦織圭

 テニスのイタリア国際は10日、ローマで行われ、男子シングルス第6シードの錦織圭(26=日清食品)は初戦の2回戦で世界ランキング24位のビクトル・トロイツキ(30=セルビア)と対戦。フルセットの末に5―7、6―2、6―3で逆転勝ちした。

 強力なサーブを武器にするトロイツキに対し、第1セットはブレークの糸口さえつかめなかいまま5―6で迎えた第12ゲームでブレークを許して、このセットを失ってしまう。

 それでも第2セット、錦織は1―1で迎えた第3ゲームで、判定が覆ったことに激高したトロイツキの心の乱れを逃さず、この試合初めてブレークに成功。さらに第7ゲームもブレークし、このセットを6―2で奪ってタイに戻した。

 最終セットも互いにサービスゲームをキープする展開となったが、錦織は2―2で迎えた第5ゲームでブレークに成功。第9ゲームもブレークして6―3で押し切った。第1セットこそ落としたものの、その後は危なげなく貫録を見せつけて勝利だった。

 トロイツキとは昨年のイタリア国際3回戦でもストレート勝ちしており、これで4連勝で、対戦成績は4勝1敗。錦織はバルセロナ・オープン準優勝、マドリード・オープンでは4強と好調を維持しており、全仏オープン(22日開幕)の前哨戦となる今大会で初のマスターズ大会制覇を目指す。3回戦ではリシャール・ガスケ(フランス)とアンドレアス・セッピ(イタリア)の勝者と対戦する。

 ▼錦織の話 厳しい中で勝てたのでよかった。プレーはいいと思うので次に向けて準備したい。先週の疲れが出てきているので、あしたはしっかり休みたい。

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2016年5月10日のニュース