新体制初の本場所は札止め 八角理事長、土俵の充実訴える

[ 2016年5月8日 21:17 ]

 3月下旬に日本相撲協会の新体制が発足してから最初の本場所となる大相撲夏場所は8日、東京・両国国技館で入場券完売を意味する「満員札止め」で初日を迎えた。八角理事長(元横綱北勝海)は「土俵の充実が一番。いい相撲が多くて良かった」と評価した。

 初日恒例の協会あいさつでは熊本地震に触れ「被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈り致します」と述べた。観客に配布される取組表にも早期の復旧などを願う文言が記された。今後の支援について「まだ募金をやっているぐらい。何ができるか考えたい」と話し、場所後の理事会で力士の慰問などを検討する意向を示した。

 また力士らにはコンプライアンス(法令順守)の徹底を改めて求め「大相撲は影響力がある。自覚しないといけない」と話した。

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2016年5月8日のニュース