琴奨菊、稀勢の里ら白星スタート 3横綱4大関が安泰の初日

[ 2016年5月8日 17:30 ]

<大相撲夏場所・初日>正代を寄り切りで下す琴奨菊(右)

 大相撲夏場所は8日、両国国技館で初日を迎え、2度目の優勝を狙う大関・琴奨菊は正代と対戦。寄り切りで破り白星スタートを飾った。

 立ち合いからまっすぐぶつかって、相手に圧力をかけてがぶり寄り。一気に勝負を決めた。綱獲り場所だった春場所は中日まで1敗を守ったが、9日目以降の7番で6敗して8勝止まりだった。改めて奮起を誓った夏場所で内容のある初日となった。

 先場所13勝を挙げ、ハイレベルの初優勝なら横綱昇進の可能性も出てくる大関・稀勢の里は妙義龍を寄り切って圧勝した。

 他の大関陣は照ノ富士が逸ノ城を上手投げで、豪栄道が宝富士を押し出しで破って初日。白鵬、鶴竜、日馬富士の3横綱もそろって白星発進となった。白鵬は魁皇と並ぶ幕内最多となる879勝を挙げた。

 また、審判部から注意を受け、立ち合い直前の「ホウッ」を封印した琴勇輝は黒星発進。

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