新十両2力士明暗 ピンクまわしの宇良苦杯、佐藤粘って関取1勝

[ 2016年5月8日 15:14 ]

<夏場所初日>天鎧鵬に上手投げで破れる宇良(右)

 大相撲夏場所は8日、両国国技館で初日を迎え、新十両の2力士は明暗を分けた。

 初の関学大出身力士、西十両13枚目の宇良(23=木瀬部屋)は鮮やかなピンク色のまわしで登場し、自身より54キロ重い181キロの天凱鵬と対戦。立ち合いから突っ張って懐に潜り込んだものの相手に右上手を許し、土俵際の投げの打ち合いに屈した。「すぐに仕掛けたら止まった。無防備に上手を取られてしまった。ダメだったわけでもない。またあした、頑張ります」と気持ちを切り替えた。

 東十両13枚目の佐藤(19=貴乃花部屋)は千代丸に押し込まれながらも土俵際でうまく回り込み、最後はいなしてから送り出し。「作戦はない。体が動いてくれた。不安はあったが、少し和らいだかも」と関取1勝で安堵(あんど)の表情を見せた。

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2016年5月8日のニュース