田児と一問一答「昨冬、ギャンブルは断ち切っていた」

[ 2016年5月6日 23:18 ]

 田児選手は2時間以上にわたって終始、落ち着いた口調で語った。

 ―今の心境は。

 「軽率だった。周りに迷惑をかけたことは本当に反省している。代償は大きかった。会社を解雇になり、バドミントンができる環境が日本にはなくなった」

 ―今後について。

 「今は職がなく、海外に仕事を探しに行こうと思っている。いろいろな意見はあると思うが、生きていくために、職を見つけないといけない。どういう形になるかは分からないが、海外に行ってバドミントンに携わることは許してもらいたい」

 ―近年はけがや意欲の低下もあって、成績が急降下した。

 「結果が出ていなかったが、それは必然。本気で羽根を打てていなかった。本気でやらなければ勝てない」

 ―本気になれなくなった理由は。

 「いい企業に入って、賞金も含めて当たり前のようにバドミントンができる環境があり、どこかぬるま湯につかっていた部分はある」

 ―最近もギャンブルはしていたか。

 「昨冬、このままでは駄目だと思ってギャンブルは断ち切っていた。バドミントンでいい結果が出ていなかったこともあるし、このままではずるずるいってしまうと思った。純粋に競技のため。そしたら報道が出てしまった」

 ―デンマークのバドミントン選手がマレーシア人の男から八百長の勧誘を受けたと2014年に証言している。

 「自分はそういう話を受けたことは一度もない。断言できる。仮に(勧誘が)あったとしても絶対にやってはいない」

((了)(H)(13)160506 193334

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2016年5月6日のニュース