内村航平“最高”の8連勝「五輪舞台をイメージできた」

[ 2016年5月6日 05:30 ]

床の演技をする内村航平

体操NHK杯最終日

(5月5日 東京・国立代々木競技場)
 夢舞台へキングは盤石だ。内村は2位の加藤に4・550点差をつける圧勝で8連覇。4月の全日本ではミスが目立ち「自分に怒りを感じる」と話していたが、この日は6種目をまとめ、採点規則が改定された13年以降で自己最高の93・350点。「内容が凄く良かった。五輪でやっている自分をイメージしながらできた」。最終種目の鉄棒では着地が全く動かない圧巻の演技を見せ、ゼッケンにプリントされた「熊本、がんばって!」の文字を指さし、熊本地震の被災者へ勇気を送った。

 個人総合で五輪連覇が懸かっているが、リオで目指すのは04年アテネ以来の団体総合の金メダル奪回。この日、加藤が代表に決まり「団体の独特の雰囲気でやらないといけない時に(加藤)凌平の存在は大きい。凌平なら絶対に失敗しないと僕は見ている」と話していた。

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