白鵬、左膝の不安打ち消す動き 番付発表後初の出稽古

[ 2016年5月2日 17:06 ]

出稽古で汗を流す横綱白鵬

 大相撲夏場所(8日初日・両国国技館)で2場所連続37度目の優勝を目指す横綱白鵬が2日、番付発表後初めての出稽古として東京都墨田区の友綱部屋を訪れ、痛みを訴えていた左膝の不安を打ち消すような内容を披露した。「落ち着いて相撲が取れている」と明るい表情だった。

 番付発表から1週間後に出稽古を開始するのは普段通りのペース。十両の旭日松や幕下力士と計14番と軽めだったが、鋭い出足から一気に寄り切ったり、あえて大きな相手の攻めを受けて残したりするなど、膝の状態を確かめながら、気持ちよさそうに汗を流した。

 膝の痛みのため、4月29日の横綱審議委員会の稽古総見では申し合いを回避した。調整の遅れが懸念されたが「(膝を)かばう気持ちがなくなっているね。(相手の)重さを感じながらできた」と手応えを口にした。

続きを表示

2016年5月2日のニュース