片岡POで無念…号泣2位 単独スタートも悪夢17番

[ 2016年5月2日 05:30 ]

最終日、プレーオフ1ホール目でパーハットを外し金庚泰に敗れた片岡

男子ゴルフツアー 中日クラウンズ最終日

(5月1日 愛知県愛知郡 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース=6545ヤード、パー70)
 単独首位から出た片岡大育(27=Kochi黒潮CC)が惜敗した。16番で2位に2打差をつけながら、17番でダブルボギーを叩くなど、69にとどまり、通算10アンダーで並んだ金庚泰(29=韓国)とのプレーオフに突入。1ホール目で敗れ2勝目を逃した。金庚泰は今季2勝目で日本ツアー通算12勝目を挙げた。

 片岡の涙が止まらなかった。プレーオフで敗戦。直後のインタビューを中断せざるを得ないほど号泣し「悔しいです」と言葉を絞り出した。

 2勝目に手はかかっていた。首位に並んでいた15番でグリーン奥の左足下がりの難しいライからチップインバーディー。解説をしていた石川遼が「100回打っても入るかどうか」と絶賛した小技は、バンカーから直接カップインした9番に続く2度目のミラクル。16番もバーディーを奪って金庚泰に2打差をつけた。悪夢はその直後だった。

 17番パー3で7Iでの第1打を左に大きく曲げてダブルボギー。貯金を吐き出した。プレーオフに持ち込んだものの、1ホール目で1メートルのパーパットを外し勝負は決した。「17番のミスが痛かった」。次戦は昨年制した関西オープン(19日、和歌山)。「しっかり練習して頑張ります」。今度はうれし涙でフィナーレを迎える。

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2016年5月2日のニュース