姉・晃子 妹のジュニア時代思い感慨「プレーが大人になった」

[ 2016年5月2日 05:30 ]

優勝した福嶋浩子(右)は姉・晃子と喜ぶ

女子ゴルフツアー サイバーエージェント・レディース最終日

(静岡県三島市 グランフィールズCC=6562ヤード、パー72)
 福嶋晃は15番から妹に付いて歩いた。16番でダブルボギーを叩いた時には「駄目かもしれない」という思いが頭をよぎっただけに「びっくりしたし、うれしい。凄くいい経験をしたと思う」と目を細めた。

 4歳下の妹のことで思い出すのはジュニア時代。「小さい頃から緊張するタイプで、大会にはお菓子を持たせてピクニック気分で行かせていた」と懐かしみつつ「プレーが大人になった」と感慨に浸った。

 一度もシードを獲得したことがないが、姉には初優勝の予感があった。「今年は気持ちが変わった。2月ごろから優勝したいという気持ちが強くなった」。ゴルフに関する質問をしてくることも多くなった。これまではティーチングプロの資格を持つ福嶋浩が、コーチ代わりに姉にアドバイスを送っていたが、立場が逆転したという。

 自身はツアー24勝を誇るが、10年CATレディースを最後に優勝から遠ざかっている。子育てをしながらゴルフに打ち込んでいるものの、今大会も含め今季は出場2戦でいずれも予選落ち。目指すは姉妹での優勝争い。ただし「なぜか相性が悪くて一緒に回ると負けるので、別の組で優勝争いしたい」と笑っていた。

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2016年5月2日のニュース