スパーズ 大差で先勝、西地区準決勝 オルドリッジ38得点

[ 2016年5月1日 15:16 ]

38得点をマークしたスパーズのオルドリッジ(AP)

 NBAは30日に西地区準決勝第1戦の1試合をテキサス州サンアントニオで行い、2位スパーズが3位サンダーに124―92(前半73―40)で快勝。最大43点差をつける一方的な展開となり、今季40勝1敗の成績を残しているホームでの初戦を白星で飾った。

 フィールドゴール(FG)の成功率が82%に達した第1Qの43点は、プレーオフのチーム記録に並ぶクオーター最多得点。点差が開いたために主力は第4Qを休養したが、フォワードのラマーカス・オルドリッジ(30)は30分の出場時間で23本中18本のFGを成功させて38得点をマークした。

 オルドリッジのプレーオフ自己最多得点はトレイルブレイザーズに在籍していた14年4月20日のロケッツ戦で記録している46。しかし今季の1回戦(対グリズリーズ)では平均14・5得点と精彩を欠いていただけに久々のビッグ・パフォーマンスとなった。

 カワイ・レナード(24)も22分の出場で25得点。オルドリッジと併せた二枚看板のFG成功率は77・8%にまで達した。

 一方、サンダーはチームを支えてきたケビン・デュラント(27)とラッセル・ウエストブルック(27)の主力コンビが不振。デュラントは16得点、ウエストブルックは14得点に終わり、2人のFG成功率は32・32・4%に終わった。

 スパーズとはレギュラーシーズンで4回対戦したがともにホームで勝って2勝2敗。しかしプレーオフではまったく違った展開となった。

 今季から指揮を執っているビリー・ドノバン監督(50)は、タイムアウトを促してバックコートでゆっくりボールを運んでいたウエストブルックの“アイ・コンタクト”を無視。「早くボールを運べ」と指示するなど、指揮官と選手の関係もぎくしゃくしていた。

 試合後の会見で「大敗して悔しいか?」と聞かれたデュラントは小声で「あなたには言わない」と回答を拒否。戦前の予想ではサンダーがかなり食い下がると見られていたが、初戦では意外な結果となった。

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