ウォリアーズ 右足首捻挫のカリー欠くも連勝、ラプターズはタイに

[ 2016年4月19日 15:47 ]

34得点を挙げたウォリアーズのトンプソン(AP)

 NBAは18日にプレーオフ1回戦の3試合を行い、ファイナル連覇を狙う西地区1位のウォリアーズは地元オークランドで同8位のロケッツを115―106(前半66―58)で下してホームで連勝。16日の初戦で右足首を捻挫した得点王のステファン・カリー(28)は欠場したが、クレイ・トンプソン(26)が34得点、昨季のファイナルでMVPとなったアンドレ・イグダーラ(32)が18得点を挙げてその穴を埋めた。

 ドレイモンド・グリーン(26)も12得点14リバウンド8アシストと奮闘。カリーに代わって先発したショーン・リビングストン(30)も16得点を稼いで勝利に貢献した。

 ロケッツはこのカードで今季5戦全敗。26点差をつけられた16日の第1戦(78―104)と違って接戦に持ち込んだが、結局第2Q以降は一度もリードを奪えなかった。

 ジェームズ・ハーデン(26)は28得点11アシストを挙げたものの、得意の3点シュートは8本中成功は1本のみ。カリーを欠いたことでチーム一丸となったウォリアーズの執ようなディフェンスに最後まで苦しんだ。

 東地区2位のラプターズは7位のペイサーズを98―87(前半53―48)で下し、地元トロントでの連敗を阻止。センターのジョナス・バランチューナス(23)が23得点15リバウンドを稼ぎ、ポストシーズンでの通算連敗を7で阻止した。

 西地区全体6位のマーベリクスは敵地オクラホマシティーで3位サンダーに85―84(前半45―43)で競り勝って1勝1敗。ガードのレイモンド・フェルトン(31)が21得点11リバウンドをマークし、38点差で大敗した初戦のショックから立ち直った。

 サンダーは1点を追って迎えた終了直前、ゴール下でスティーブン・アダムス(22)がボールを押し込んで歓喜。ブザービーターと信じて全員が飛び上がったが、ビデオ判定の結果「ボールが手を離れたのがタイムアップの後だった」と判定されて“決勝点”は取り消された。

 ケビン・デュラント(27)は21得点をマークしたものの、フィールドゴール(FG)の成功は33本中7本のみ。3点シュートも11本中2本しか決めることができず、シーズン後半から“ロースコア戦法”を展開するマーベリクスの術中にはまって苦杯を喫した。

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