奉納大相撲で急きょ募金 大分出身・嘉風“相撲の力被災者に届ける”

[ 2016年4月19日 05:30 ]

募金活動を行う嘉風(右)ら関取衆

 熊本、大分両県を中心とした地震の被災者を支援するため、角界も動いた。日本相撲協会は18日、東京都千代田区の靖国神社で行われた奉納大相撲で、急きょ募金活動を実施。熊本県玉名市出身の十両・天鎧鵬らが取組後に手製の募金箱を持ち、約40分にわたって来場者に協力を呼び掛けた。

 大分県佐伯市出身の関脇・嘉風は取組前に参加。「現地で炊き出しなどをするのが一番だが、交通機関がまひしていて難しい」と直接の支援ができないことに心を痛めている一方で、「相撲を見て一瞬でも(被災者の)不安が紛れるのなら、力士はいつも以上に自覚して相撲を取ることが大事」と訴えた。

 募金活動は、19日に長野県佐久市、20日に富山市で行われる春巡業でも実施される。横綱・白鵬は「協会が先頭に立ってやっているので、ついていくだけ」と後押しを誓っていた。

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2016年4月19日のニュース