もう1人が違法カジノ店へ バド協会調査、賭博は否定

[ 2016年4月18日 19:15 ]

 日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は18日、桃田賢斗選手(NTT東日本)らの違法賭博問題を受けて実施した日本代表の調査で、新たに成人選手1人が2015年2~3月に2度、違法カジノ店に行ったと申告したことを明らかにした。賭博行為はしていないという。

 協会は19日に当該選手の処分を決める。銭谷専務理事は「代表選手という立場上、何らかの処分は免れない」と語った。選手名を公表するかどうかは理事と協議して決める。

 協会によると、申告した選手は、桃田選手や田児賢一選手ら計8人の賭博行為が発覚したNTT東日本以外の所属。聞き取り調査に対し、2回とも田児選手に連れられて違法カジノ店に行き、20分ほどで退店したと説明している。違法との認識は「全くなかった」と語っているという。

 調査は14年度以降に日本代表だった選手、スタッフ106人が対象で、違法カジノ店に行ったことがあるかどうかや、違法性の認識の有無について確認した。

 日本協会は田児選手を無期限の協会登録抹消とし、桃田選手に日本代表の強化指定解除と無期限の試合出場停止処分を科した。関与の度合いが弱かった6選手は半年~1年間の出場停止などとした。

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2016年4月18日のニュース