バドミントン協会の強化費 違法賭博問題受け減額も

[ 2016年4月16日 05:30 ]

桃田賢斗選手らによる違法賭博問題を受けて開かれた国内の競技団体を集めた緊急会合で、報告する日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事

 バドミントン男子のリオ五輪代表候補だった桃田賢斗(21=NTT東日本)らによる違法賭博問題を受け、日本バドミントン協会の強化費が減額される可能性が出てきた。

 スポーツ庁などは15日、関連団体を集めて法令順守を求める会合を開催。昨年度のバドミントン強化に対する強化費は約1・1億円だったが、鈴木大地長官は「今年度の強化費は留保し調査結果を待ちたい」と語った。「当然金額にも影響してくる」と割り当てを減らすことも示唆。実行されればバドミントン協会にとって五輪イヤーの大事な強化計画にも大きな影響が出そうだ。また日本スポーツ振興センターの大東和美理事長は、桃田と田児賢一(26)に対するアスリート助成金に関して、違法賭博に関わっていた期間のものは「厳格に対応せざるを得ない」との姿勢を示した。

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