コービー 思い出の敵地ラストゲームで13得点 喝采浴びる

[ 2016年4月12日 17:12 ]

ロード最後の試合を終えたレイカーズのブライアント(AP)

 NBAは11日に各地で9試合を行い、レイカーズのコービー・ブライアント(37)はオクラホマシティーでのロード最終戦に出場。自身にとってプレーオフ最後の試合(12年5月21日の西地区準決勝第5戦=●90―106)となった場所で13得点をマークし、敵地ながら1万8000人のファンから大きな拍手を集めた。試合は79―112(前半48―58)で敗れ、チームは6連敗で16勝65敗。ブライアントは13日に地元ロサンゼルスで現役最後の試合(対ジャズ)に臨む。

 西地区全体3位が決まっているサンダーは55勝26敗。ケビン・デュラント(27)が34得点をマークすれば、ラッセル・ウエストブルック(27)は13得点10リバウンド14アシストで今季18回目のトリプルダブルを達成した。第2Qの残り12秒となった時点で11得点10リバウンド10アシストとなり、この部門の記録が細分化された02年以降、初めて前半だけで3部門の数字を2ケタに載せる“最速記録”を樹立した。

 西地区全体7位のマーベリクスは敵地ソルトレイクシティーでジャズに101―92(前半50―46)で勝って42勝39敗。1試合を残してプレーオフ進出が決まった。

 ダーク・ノビツキー(37)は4本の3点シュートなどで22得点。通算成功本数は史上15人目となる1700本の大台に到達した。フリースローも4本すべて成功。史上7人目、身長が7フィート(2メートル13)以上の選手では初となる通算7000本のフリースロー成功まであと2本と迫った。

 ジャズは40勝41敗。プレーオフ最後の切符を争っているロケッツがこの日勝ったために両者は1試合を残して同率となった。しかし西地区内での成績でロケッツが27勝24敗とジャズ(24勝27敗)と上回るために順位はひとつ上の8位。8位から9位に下がったジャズがプレーオフに進出するにはブライアントの“引退試合”となるレイカーズ戦に勝って、ロケッツが最終戦(対キングス)に敗れることが条件となる。

 東地区全体首位のキャバリアーズは地元クリーブランドで3位ホークスを109―94(前半51―45)で退けて57勝24敗。カイリー・アービング(24)が35得点、レブロン・ジェームズ(31)が34得点をマークし、最終戦を前にしてプレーオフでの地区第1シードの座を確保した。

 ホークスは48勝33敗。所属の東地区サウスイーストでのディビジョン優勝をめぐる戦いはもつれており、首位ホークスと2位ヒート(残り2試合)とは0・5ゲーム差、3位ホーネッツ(残り1試合)とは1ゲーム差となっている。

 <その他の結果>

マジック(35勝46敗)107―98バックス(33勝48敗)、ウィザーズ(40勝41敗)120―111ネッツ(21勝60敗)、ホーネッツ(47勝34敗)114―100セルティクス(47勝34敗)、ロケッツ(40勝41敗)129―105ティンバーウルブス(28勝53敗)、ブルズ(41勝40敗)121―116ペリカンズ(30勝51敗)、キングス(33勝48敗)105―101サンズ(22勝59敗)

 <現時点での順位をもとにしたプレーオフの組み合わせ>

 ▼東地区=(1)キャバリアーズ対(8)ピストンズ、(2)ラプターズ対(7)ペイサーズ、(3)ホークス対(6)セルティクス、(4)ヒート対(5)セルティクス

 ▼西地区=(1)ウォリアーズ対(8)ロケッツ、(2)スパーズ対(7)マーベリクス、(3)サンダー対(6)グリズリーズ、(4)クリッパーズ対(5)トレイルブレイザーズ

 *カッコ内の数字は地区のシード順。

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