驚がく!69歳の女性がプロテニス大会に参加「70歳で勝ちたい」

[ 2016年4月12日 15:54 ]

サーブを打つ選手の影がコートに映る (AP)

 米国のスポーツ専門局ESPNは11日、アラバマ州で開催されているプロのテニストーナメントの予選会に69歳の女性が参加したことを報じた。

 女性は同日にトップシードの19歳の選手と対戦し、6―0、6―0でストレート負け。それでも、孫ほど年が離れた相手に10ポイントを取る健闘を見せ、試合後には「テニスというスポーツは、年をとっても若い選手を手こずらせることができるわ」と笑顔を見せていたという。

 同メディアによると、この女性は「レジェンド」として知る人ぞ知る存在とのこと。多くのプロテニスプレーヤーを輩出しているUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の出身だが、奨学金をもらわない、いわゆる「ウォークオンプレーヤー」だったそうだ。プロ転向は38歳。プロとしての勝利は1998年が最後という経歴だ。

 ただ、本格的なプロ活動をしているわけではなく、本業はフロリダ州の大学で男女のテニス部のコーチをしているとのこと。引退は頭になく「プレーすることが好きで、70歳で勝利したい。6カ月後にその年齢を迎えるわ」と古希を目前にしながらも、まだまだ現役続行に意欲的。コーチ業で活動資金を工面する日々は続きそうだ。

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2016年4月12日のニュース