まさか…スピース突然崩れV逸「少し守りに入ってしまった…」

[ 2016年4月12日 05:30 ]

12番、小川に2度も打ち込み悪夢の「7」を叩いたスピース(AP)

マスターズ最終日

(4月10日 米ジョージア州オーガスタ、オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 誰もが予想できない結末だった。独走の気配を見せていたスピースが突如崩れた。

 ドラマはバックナインで起きた。6番からの4連続バーディーでリードを広げていた昨年王者が10、11番とボギー。さらにパー3の12番で小川に2度打ち込み6オン1パット。通算1アンダーまで急降下し、瞬く間に立場が逆転した。

 スピースは「後半はイーブンで回れば勝てると思った。それで少し守りに入ってしまったのがいけなかった。3ホール後にはリードを失っていた」とうなだれる。連覇の重圧が22歳の実力者を押しつぶした。

 表彰式では前年優勝者が新王者にグリーンジャケットを着せるのが恒例だ。「こんなつらいセレモニーはなかった。本当に残念だ」と寂しげな表情で語った。(共同)

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2016年4月12日のニュース