うなだれるバド日本代表コーチ「事実であってほしくない」

[ 2016年4月7日 23:49 ]

 バドミントン男子シングルスの桃田賢斗、田児賢一両選手(ともにNTT東日本)が日本国内の違法カジノ店で賭博をしていた問題で、マレーシア・オープンに参加して6日午前まで桃田選手について指導していた日本代表の舛田圭太コーチが7日、取材に応じ「事実であってほしくないというのが本音です」とがっくりうなだれた。

 舛田コーチによると、日本の朴柱奉監督はこの日午後、スタジアム内で、試合中の4人を除く選手全員を集めて緊急ミーティングを開き、桃田選手らを巡る報道について説明した。今回の問題は桃田、田児両選手に関することであり「他の選手への影響はない」と強調。「気持ちを切り替え、自分の試合に集中してほしい」と話したという。

 桃田選手は6日の1回戦を突破した後、上松芳則・選手強化本部長に呼び出され、2回戦を棄権して同じ便で帰国したという。舛田コーチは「カジノをやっているなんてうわさすら聞いたことがなかったので、正直びっくりした。事実であれば、非常に残念としか言いようがない」と何度もため息をついた。

 桃田選手の名前はバドミントンが盛んなマレーシアでも知られており、現地紙の記者は「モモタは何らかの理由で帰ったようだ」と残念そうだった。(共同)

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2016年4月7日のニュース