元隆三杉、異例の継承へ 一門異なる千賀ノ浦部屋へ

[ 2016年4月7日 20:36 ]

 10日に日本相撲協会定年の65歳となる千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)は7日、自身の部屋の継承者に常盤山親方(55)=元小結隆三杉、本名金尾隆、神奈川県出身、貴乃花部屋=が決定したと明言した。8日にも協会から正式発表される。

 千賀ノ浦部屋は所属する出羽海一門で継承者が見つからず、貴乃花一門の親方が引き継ぐ異例の形式となった。部屋の名称は変わらず、千賀ノ浦親方は70歳まで相撲協会に在籍する再雇用制度を利用し「常盤山」に名跡を変更予定。同部屋は2004年9月に設立され、現在は元幕内舛ノ山ら力士12人が在籍する。

 常盤山親方は元横綱初代若乃花の二子山部屋で育ち、押し相撲で幕内在位通算71場所。1995年九州場所限りで引退後は千賀ノ浦親方が担当部長を務めた名古屋場所担当の親方として主に勤務した。

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