ブレイザーズPO進出、前季1000分以上出場2選手のチームで初

[ 2016年4月7日 16:20 ]

26得点をマークしたトレイルブレイザーズのマッカラム(AP)

 NBAは6日に各地で8試合を行い、西地区全体6位のトレイルブレイザーズは地元ポートランドでサンダーを120―115(前半72―59)で下して43勝37敗。2試合を残してプレーオフ進出が決まった。

 前季に出場時間が1000分を超えている主力選手が2人(ダミアン・リラード=25=とクリス・ケイマン=33=)しか残らなかったチームがポストシーズンに駒を進めるのはリーグ史上初めて。スパーズに移籍したラマーカス・オルドリッジ(30)らFAとなった選手が次々にチームを離れながらもしぶとく生き残った。

 すでに西地区3位の座が確定しているサンダーは54勝25敗。ケビン・デュラント(27)、ラッセル・ウエストブルック(27)、サージ・イバカ(26)ら主力3選手は休養のため欠場した。

 西地区全体7位のマーベリクスは地元ダラスで同9位のロケッツを88―86(前半52―44)で退け、5連勝で40勝38敗。好調のガード、J・J・バレア(31)が4試合連続の20得点超えとなる27得点をマークしてチームを勝利に導いた。

 ロケッツは38勝40敗。ジェームズ・ハーデン(26)は26得点を稼いだものの、西地区全体8位のジャズとは1ゲーム差、マーベリクスとは2ゲーム差となった。ただし残り4試合はサンズ→レイカーズ→ティンバーウルブス→キングスと、いずれもプレーオフ進出の可能性がなくなった下位チームとの対戦。これを全部制してのライバル2チームの結果待ちとなりそうだ。

 レイカーズはクリッパーズに81―91(前半42―54)で敗れ、3連敗で16勝62敗。前夜に続いてロサンゼルスのクロスタウン・ライバルに敗れたが、28分の出場で17得点を挙げたコービー・ブライアント(37)には1万9000人のファンから大きな拍手が送られた。残っているホームでの試合は、今季最終戦でもある13日のジャズ戦のみ。ブライアントの現役生活はまもなく“ラストステージ”を迎える。

 西地区全体4位が決まっているクリッパーズは50勝28敗。センターのディアンドレ・ジョーダン(27)が15得点11リバウンド4ブロックショットをマークし、チームは4季連続で50勝をクリアした。

 東地区全体8位のピストンズは敵地オーランドでマジックに108―104(前半44―51)で競り勝って42勝37敗。レジー・ジャクソン(25)が24得点、アンドレ・ドラモンド(22)が13得点16リバウンドを稼いで勝利に貢献し、残り3試合となった段階で同9位ブルズに2・5ゲーム差をつけた。

 すでにプレーオフ進出の可能性を絶たれているマジックは33勝45敗。ホームでの連勝は3で止まった。

 <その他の結果>ペイサーズ(42勝36敗)123―109キャバリアーズ(56勝23敗)、ウィザーズ(38勝40敗)121―103ネッツ(21勝57敗)、セルティクス(46勝32敗)104―97ペリカンズ(29勝49敗)、ホーネッツ(45勝33敗)111―97ニックス(31勝48敗)

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