真央 来季は「結果求める」佐藤コーチとコンビ継続

[ 2016年4月7日 07:00 ]

ボストンからのJAL直行便で帰国し成田空港で囲み取材を行った浅田真央は来季の新プログラムについて聞かれ「考え中です」

 フィギュアスケート世界選手権の女子で7位だった浅田真央(25=中京大)が6日、開催地の米マサチューセッツ州ボストンから成田空港に帰国した。1年の休養から復帰した今季、成績よりも自分が目指す演技を求めたこともあったが、世界選手権で自己ワースト順位に沈んだことで、闘志に火が付いた。「選手である以上は結果を求めていく。勝負とか勝ちにこだわるということが必要」と来季へ気合を入れた。

 来季も佐藤信夫コーチ(74)との師弟関係は継続。浅田は「勝ちためには技術を含めジャンプのレベルをもっと上げていかないといけない」と話し、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や3―3回転のコンビネーションの精度を上げる。来季は18年平(ピョン)昌(チャン)五輪のプレシーズン。「気づいたら五輪が近づいてきたと思っていけるようにしたい」とまずは来季に向けて集中し、アイスショー出演後、5月には新プログラム作りに着手する。

 海外遠征では試合が終わるとすぐに帰国していたが、今回は滞在を1日延ばし、友人とボストン美術館に行くなど異国を堪能した。ピカソやモネの絵画に加え、「力強い男性に羽が生えていて飛び立っていくような絵」(浅田)が印象に残り、写真も撮ったという。「いろんな感性が膨らんでいけばいいな」。技術も内面も磨き、浅田が逆襲する。

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2016年4月7日のニュース